離脱

思ったことを書いてそのあと取りまとめます。

情報収集をしようという話

昔から嘘か本当かわからないような話は人を引き付けて止まない。古くは妖怪や怨霊などに始まり、最近は都市伝説や陰謀論など様々な形で我々の身の回りに存在している。

身の回りにある不思議を分かりやすく明快に説明してくれるこの類いの話は非常に魅力的であることはよくわかる。僕もこういった話を聞くのは大好きである。だがこれはあくまでフィクションを楽しむようにして聞いている。世の中そんな単純にできているわけがないし、それらの話には証拠と言えるものがおおよそない。

僕の場合。そんな話を信じるかどうかは自分次第だが、それを人に話すようなことはしない。聞いた人がそれを信じるかどうかも個人の判断によるものだとは思うが、人間というのは聞いた情報の吟味をあまりせず、すぐに信じてしまうようである。震災時のデマ情報など顕著である。

僕はあらゆる不確定な情報にたいしてそうありたいと心がけている。どんな情報がどこで人の判断を間違えさせるかわからないからである。そのため不確定な話のうち、自分の意思決定に影響を及ぼしそうな情報にたいしては裏をとるようにしている。そういう話は大体において一次ソースが明示されておらず、人から聞いたとかそんなんばっかである。自分の意思決定にか変わらなさそうなものは聞き流す。明らかにその人自身にも不利益をもたらしそうであれば訂正する。

出来れば話をする側も一次ソースを当たるようにしてほしいと思いつつも、なかなかしてくれないので自衛するしかないわけである。誤った判断が人の生活や命を奪いうるということを自覚してほしいと思う。少し憤りを感じることもある。