ギチギチのペットボトル
新幹線に乗り、コンビニで買ったお茶のペットボトルをドリンクホルダーに差し込もうとすると入らない。無理矢理押し込んでみると、バキバキと変形する音をたててなんとか入りきるのだが、飲もうとすると取り出せない。
そう、最近のコンビニのペットボトルのお茶が大径化しているのである。仕方ないので窓辺に置いておくことにする。
しかしよく考えると今までよくもまぁ色々とあるペットボトルが、あのドリンクホルダーに納まっていたものだと思う。ペットボトルがホルダーに合わせていたのか、はたまたその逆か。ペットボトルデザイナーではないのでよく知らないが、一定のサイズ感を逸脱しないような暗黙の了解でもあったのだろうか。
ただルールはもう破られた。大径化されたペットボトルが多く世に放たれた。もうドリンクホルダーデザイナーもコレを無視できない。
ペットボトルホルダーのデザインは混沌への道を進み始める……!
まぁアジャスタブルな構造にするだろうし、そうなっているものも既にあるだろう。
しかし規格が変わると言うのは非常に厄介なもので、それまでは考えなくてよくなかったファクターを再度デザインに組み込まなければなるわけである。世の中そういった規格があることで、色々と省力化出来ていたりするわけで、逸脱することが明らかに善であっても、より広い視点で見れば悪になったりする、そういうことが多くあるんだろう。