離脱

思ったことを書いてそのあと取りまとめます。

くらしかたの話

ちょっとしたお誘いで集まりに参加してきた。集まりで出てきた話の内容が広い範囲にわたるものなので整理もかねてまとめる。

メインテーマは理想の暮らしを実現するための居住形態としてこれまでにないものを提案できるかといった内容である。居住形態とは単に賃貸か持ち家かといった所有形態の話だけではなく、リフォームできるかなど住まい手との関係性なども含む広いものである。

会では住まい手が深く関われてかつリーズナブル(低コスト)な選択肢がないという理由から事業計画をプレゼンしていた。

さてプレゼンターもおそらく理解のことと思うが問題は選択肢がないことではなく、選択肢が何故ないのかということである。因みに選択肢として全くないわけではなく、TEDxTokyoのプレゼンでも有名な青木純さんの営む賃貸住宅などは、住まい手が壁紙を選ぶことができるし、リフォームなども可能である。

おそらく選択肢として存在しないのは、そういった居住形態が商売として成立しにくくなってしまう、日本の市場構造や意識が存在しているのだと思う。地震台風などから来る住宅=仮の住まい的な考えはまさにそれである。これに起因して新築信仰や住居の資産価値の減少が発生していると思われる。青木さんのような試み自体は広がっていくと思われるが、この路線が拡大していけば結局この日本人の住まい感にぶち当たることになると思われる。そしてこれは地震が絡む限りは単なる意識改革だけで越えられるものではないと思う。

ここで出るのか第二の分水嶺……続く